昨年の年末にFAや大型トレードなどで、多くの実績のある優秀な選手を獲得し、
今年は、独走で優勝もあるかと思われていた巨人ですが、不調に喘いでいます。
何とか貯金生活を送ってきましたが、いよいよ借金生活に突入。
DeNAに抜かれ、Bクラスにまで転落。
交流戦に入っても不調のままで、今日のオリックス戦にも負け、ついに9連敗になってしまいました。
過去に巨人は過去9連敗をしたシーズンで優勝したこと経験はなく、データ上は優勝確率0%となっています。
かつて、巨人はこれほどまでの悲惨な状況を迎えたことがあるのでしょうか?
調べてみました。
1975年に11連敗
さて、常勝軍団を義務つけられている巨人にとって、9連敗など許されない数字でありますが、
過去には最大でいくつの連敗をしているのか調べてみました。
1975年の11連敗というのが最大の連敗数ということです。
もうこの11連敗という数字がすぐそこに迫っているんですね。
1975年というのは、第一次長嶋政権の1年目のシーズンで、ちょうど転換期にあったようで、選手、コーチなどが一新したシーズンだったようです。
また王さんが怪我で出遅れたことも影響しています。
最終成績は、優勝した広島から27.0差もつけられ、5位大洋とも5.5差をつけられる圧倒的な最下位で終わったシーズンとなりました。
この広島が優勝というのは、巨人ファンにとっては、何とも嫌な感じかもしれません。
ただ、今年と違うのは、1975年は、4月からずっと最下位だったということでしょうか。
こんなに圧倒的に弱い年というのが巨人にもあったのですね。
しかし、翌年には大型補強をして優勝しています。
堀内監督の時代と2期目の原監督1年目が最も暗黒期か?
巨人の歴史上、最も悲惨なシーズンを送ったのが1975年かもしれませんが、
最も長い期間、勝てなかった暗黒期というのはいつになるのでしょうか?
堀内監督の時代と2期目の原監督の1年目が最も勝てなかった暗黒期になります。
成績は3位と5位(2005年)。
そして、翌年の原監督の4位(2006年)で、
2年連続Bクラスという時期が巨人史上最も長く続いた暗黒時代です。
堀内監督の1年目のシーズンは、小久保やローズといった長距離砲を集め、重量打線が完成し、ホームランを打ちまくりましたが、
投手陣が崩壊したシーズンでした。
一応、1年目はAクラスですが、翌年は5位に落ちました。
ファンとしては、堀内監督を監督として最も嫌っているようです。
巨人の歴代監督と比べると、堀内監督は、華がなく、態度も偉そうなところが嫌われたところかもしれません。
勿論、投手としては偉大な成績を収めた方ですが。
しかし、第二次原体制となり、初年は4位でしたが、その後、毎年のように優勝する常勝チームに戻っています。
暗黒期といっても、こんなもので、長期的に巨人が弱かったというのは、プロ野球史上ないということです。
FAでとった山口や陽の活躍に期待したい?
現在、過去最悪の11連敗に近づいてる巨人ではありますが、
歴史的に見ても、Bクラスに落ちるシーズンというのがほとんどない巨人。
今後の戦いが、本当にプレッシャーがかかります。
今年は、最悪でも3位に入り、クライマックスシリーズぐらいは戦いたいところだと思います。
希望としては、
今後セリーグは2強4弱という感じになりそうなので、Aクラスは頑張れば確保できるというところでしょうか。
期待したい選手としては、FAでとった山口投手や陽選手がそろそろ上がってこれそうです。
このFAの選手に頑張ってもらいたいところですね。