福岡第一高校、ロッテ、中日、巨人とプレーしてきた前田幸長投手という方を覚えているでしょうか?

高校の頃は、甲子園で準優勝もして、チームメイトには、山之内選手というホームラン打者もいて、

甲子園を沸かせました。




前田選手は、左腕で投手としてはかなり華奢な投手でしたが、

先発、中継ぎと、19年に渡ってプロ野球で活躍されました。

そんな前田さんには、息子さんがおり、野球をやられたようです(現在、日大三でプレー)

息子さんが中学で野球をする時、

前田さんはいくつかのシニアやボーイズのチームをみていると、

自分も指導をしてみたいという欲求にかられ、

近所にいた子供たちを集め、野球チームをつくりました。

都筑中央ボーイズというチームです。

すると、設立してわずか3年で全国制覇を成し遂げてしまったようです。

一体どんな練習方法で、チームを全国制覇に導いてしまったのでしょうか?

実は、これまでとは考えられない、かなりに非常識な練習をしているようでうす。




スマホを聞きながら素振り?

自分の時代の野球の練習は、ただひたすらきついというもので、

しんどい想いでしかありませんが、

前田さんの練習方法は、上で書いたように、かなり画期的といえるもののようです。

素振りをするときなど、スマホを聞いて、音楽を聴きながら、練習もしているとのこと。

スマホは、自分の時代にはありませんでしたが、流石にこれを聞いたときは衝撃を受けました。

練習はとっても楽しいようで、子供たちは本来きつい練習でも笑顔もみせて、プレーしているとのことです。

そして、そんな楽しい環境の中で、子供たちは、自発的に野球を取り組むようになり、

どんどんと成長をしていきます。

全国屈指の野球名門高校に進学

そんな楽しい練習方法で、めきめきと野球が上達した子供たちの進路も凄いです。

広陵高校や横浜高校、そして東海大相模というような全国でも屈指の野球名門高校に続々と進路先が決まっています。

この3校などは、甲子園でも優勝を何度もしていますし、プロ野球選手も多く輩出している高校ですね。

前田さんの練習方法は、将来のプロ野球選手を育てるのにも有効なようです。




子どもを野球に戻すには、この練習方法しかないのか?

現在、野球をする子供たちが減っているといわれています。

やはり子供たちにとって、野球よりもサッカーの方が魅力的に感じると思いますし、

サッカー以外も魅力的に見えるスポーツがたくさんあります。

しかも野球部は坊主頭にしなければいけないという悲しい現実もあります。

異性を気にし始める年ごろに坊主は辛いものがあるかもしれません。

少子化の上に、他のスポーツに子供を取られてしまっているのが現状です。

そんな野球人口の減少に、大人は対策を考えていかねばなりませんね。

前田幸長さんの画期的な楽しい練習方法なら、子供たちも野球に戻ってきてくれそうな気がします。

これからの標準的な練習方法に変わっていくのかもしれませんね。