昨年の阪神のドラフト1位の大山悠輔選手。
このドラフトは当初びっくりされましたが、
現在の阪神をみていると、正解だったのかもしれないと思うようになりました。
現在、阪神は首位をはしっており、すぐに大山選手の力が必要だとも思いませんが、
夏にかけて失速する可能性が大であり、その時に大山選手が活躍できると丁度いいかもしれません。
では、現在の大山選手はどんな状態なのでしょう。
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プロの体でなかった?
プロ入り後、大山選手は、オープン戦から使われましたが、
結果は出ませんでした。
その理由として、筋力や体力がプロの体でなかったということが指摘されました。
大学の時に、しっかりした肉体強化をしてこなかったということです。
金本監督は、大山選手を数か月間二軍に落とし、掛布2軍監督に任せることにし、
まずは、その体つくりからすることになりました。
そして、打撃のフォームも改善を行っているようです。
打撃のスイングには、アッパースイング、レベルスイング、ダウンスイングとありますが、
大山選手にはレベルスイングを身につけさせているようです。
現在主流のレベルスイング
かつて、日本では、ダウンスイングが主流でした。
ダウンスイングとは、バットを上から叩くようなスイングで、
現在だとソフトバンクの内川選手などがダウンスイングをしています。
このスイングの欠点としては、バットがボールに当たるポイントが一か所しかないというところです。
多くのプロ選手がこのダウンスイングの欠点について言及しています。
またアッパースイングですが、日本では、絶対にやってはいけないと言われているスイングです。
バットをしたから上にふるようなスイングで、フライになったり空振りになる確率が高まります。
しかし、このスイングでも成功している選手はいて、ソフトバンクの柳田選手などは、
アッパースイングだと言われています。
最後にレベルスイングですが、現在主流になっている打撃スイングです。
なぜレベルスイングがいいかというと、バットがボールに当たるポイントがいくつもあり、
多少体制が崩れても、バットにボールが当たってヒットにしたり、ファールにしたりすることができるからです。
このレベルスイングで最も打撃フォームが美しいと言われているのが、
メジャーで活躍する青木選手ですね。
現在、大山選手は、このレベルスイングを掛布2軍監督から学んでいるようです。
それがそろそろ完成の域まで達しているという話です。
上でも書きましたが、阪神は夏場に失速する可能性が高く、
そんなときに若手の力が必要になります。
肉体改造して、新打撃フォームを手に入れた大山悠輔選手には、
ぜひ8月に大爆発してもらいたいものですね。