西武で活躍する菊池雄星投手と楽天で監督をしていたデーブ大久保さんが和解をしていたようです。

2010年に西武の二軍の打撃コーチだった大久保さんは菊池雄星投手暴力を働いたとして解雇されています。

これはちょっと前のプロ野球のいろいろなエピソードをしっている私としては少しびっくりしたというか、

時代が変わってよかったなと感じました。

昔のプロ野球に暴力は当たり前。

名将の星野監督も第一次政権の頃はボコボコに選手を殴っていたようです。

とにかく時代も変わり関係が酷くこじれた菊池投手とデーブ大久保さんでしたが、和解できてよかったと思います。




昔の野球の環境で生きてきたデーブ大久保さんとしては、自分が悪いことをしているという気はおそらくなかったと思います。

実際に、大久保さんが、今回謝罪したとき、「コーチのときは自分の指導が正しいと思っていた。雄星がいいやつでよかった」というような言葉をいったようです。

これは本心だったと思います。

一方、菊池雄星投手のほうも「デーブさん、すみませんでした。僕が悪かったです」といったようです。

菊池投手は、昔の野球体質とかけ離れた教育をする花巻東高等学校出身です。

野球社会特有のダークな部分に免疫力がなかったのかもしれません。

そして菊池投手が上手く立ち回れなかったのだと思います。

今回の謝罪は2人がお互いをよく理解した上で、心から謝罪ができたのではないでしょうか?

菊池投手もベーブ大久保さんも仲直りの場で、号泣をしたということです。

イチローと土井監督のような関係にならなくて済んだデーブ大久保さん

こういう指導者と選手の関係で、指導者にイジメられ、その後、選手が凄い選手になってしまい指導者のほうが評価が落ちてしまうというのは、昔からありました。

もっとも有名なのでは、オリックスでのイチロー選手と土井監督ですね。

土井監督には自分の考えというものがあったと思いますが、イチローにはその考えは合いませんでした。

イチローは土井監督の元では不遇の時代を送りましたが、仰木監督になり一気に才能が開花。

イチローは野球史に名を遺す偉大な選手になりました。

しかし、一方で土井監督はイチローの才能を見ぬけなっかったダメ監督として、

世間から軽蔑の目で見られる寂しい晩年を送らなければなりませんでした。

この2人は結局、その後、和解することはなかったといわれています。

デーブ大久保さんは、この2人のような関係にならずホッとしたのではないでしょうか?

今後、菊池雄星投手がメジャーなどにいき、さらに活躍するようなことがあれば、

さらにデーブさんは辛い状態になったかもしれません。

とにかく2人が和解してくれてよかったです。
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