巨人との交換トレードに日ハムにやってきた大田泰示選手。

最近ようやく一軍でも試合に先発で出始め、結果を残しています。

ホームランも打ち、サヨナラ打も打っています。

しかし、今のところ、打率は低く、

相変わらずダメなのか、覚醒したのかわかりません。

この大田泰示選手について振り返ってみたいと思います。




すさまじいプレッシャーの中でプレーした巨人時代

太田選手は、広島県の出身。

中学の時に野球教室に参加した際、原辰徳さんにスイングが評価されたことがきっかけで、原さんの母校の東海大相模に進学することになりました。

高校時代は甲子園出場はなりませんでしたが、通算のホームランが65本という成績を残し、

それが評価されドラフト1位で巨人に入団。

なんとあの松井秀喜さんがつけていた55番をつけることになりました。

そして、巨人の監督は原さんであり、おそらく巨人ファンとしては、将来のスターを確信していたのではないでしょうか?

当然のごとく、マスコミからは注目され、原さんとしても絶対にスターにさせなればならない選手であり、

1年目から特別待遇的な感じでした。

しかし、太田選手は苦労することになります。

二軍ではホームランを量産はできますが、打率は低く、三振が多い選手で、

一軍では全く打てませんでした。

それでもいつか覚醒するだろうと、毎年のように期待されましたが、ダメなシーズンを送り、

20代半ばになってしまいました。

原監督のラストイヤーでは、ようやく1軍に定着し、ホームランは1本しか打てませんでしたがヒットがそこそこ打てるようになり、ようやく覚醒するかとも思われました。

しかし、原監督が辞めてしまいます。

高橋監督になってからも使われましたが、今度は、ホームランは4本に増えましたが、

打率はまた下がってしまい、ついにダメだと球団に思われたのかもしれません。

トレードで日ハムにやってくることにありました。

太田選手は巨人時代を振り返り、プレッシャーとの闘いだったと言っています。

やはり、松井選手の55番や原さんの期待、OBやファンのうるささなど、とにかく辛かったと思います。

ダメなのか?覚醒なのか?

さて日ハムという球団で、大田泰示選手がどうなるか、本当に注目です。

なんといいっても日ハムは選手がよく育つ球団です。

しかも選手を育てるのが上手いだけでなく、結果まで出せてしまうという球団です。

ある程度、年俸が高くなってしまった選手はFAで出ていってしまいますが、

代わりの選手がどんどん出てきます。

そして、何より、あの大谷選手を二刀流で成功させた実績もすごいと思います。

大谷選手の母校の花巻出身の選手は、大学やプロなどで人間関係で適応に苦しむことが多いようですが、

そういう話も聞かないのは日ハムがいかに雰囲気のいいチームなのかを証明していると思います。

また、栗山監督も優しそうな理論派の監督で、いい意味で威圧感もなく、若手選手にはやりやすさもある感じがします。

こういった環境で、太田選手はどうなるか?

(斎藤佑樹投手は相変わらずダメですが。。。)

ぜひ覚醒した太田選手を見てみたいですね。




追記1

追記です。

現在、6月になりましたが、太田選手は頑張っています。

打率は2割4分ほどですが、ホームランは自己最多の6本も打ち、

守備でも活躍するなど、レギュラーを掴んでいます。

本当に日ハムにこれてよかったですね。

尚、上で相変わらず斉藤投手がダメだとか書いちゃいましたが、斎藤投手も久しぶりの勝利をあげています。
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