なんとあの日ハムの斎藤佑樹投手が交流戦のDeNA戦で大活躍しました!
5回0/3を5安打1失点に抑えて今季初勝利を手に入れたのです。
これはもう日ハムファンだけでなく、高校野球ファンなど、すべての野球ファンにとって嬉しいビックニュースですね。
ツーシームでバットの芯を外す新スタイルの投球も身につけ、新しい斉藤投手を見せてくれました。
ランナーこそ出しますが、粘り強いピッチングで、なんとか失点1に抑え、
久しぶりの勝利を手にしています。
しかし、この勝利がまぐれなのか本物なのか?まだよくわかりません。
これまでの斎藤佑樹投手を振り返り、今後について考えていきたいと思います。
過去の6年間、未勝利の年は2年だけ
甲子園の大スターだった斎藤佑樹投手。
早稲田大学を経て、ドラフト1位で日ハムに入団しましたが、
その人気は衰えておらず、
千葉県鎌ケ谷市にある合宿所「勇翔寮」に入寮する時には、なんと約500人のファンや報道陣が集まり、ワイドドショーにまで報道されるという人気ぶり。
ただの自主トレだけでも、連日2000人のファンがおしよせたり、
「新入団選手歓迎式典・交流会」には、何と11000人ものファンがあつましました。
前年には、500人くらいしか集まらなかったことを考えると、いかに斉藤祐樹投手が人気があったか証明しています。
Tシャツやタオルなどのグッズの売り上げなどもすさまじく、キャンプ地にも前年の2倍以上の人があつまるなど、
その経済効果は凄いものでした。
当然、成績も1年目から新人王ととるような活躍をしてくれるものだと、
野球に詳しくない方は、思っていたと思います。
しかし、キャンプの段階で、多くの解説者が斉藤投手を酷評し、
自分の周囲の野球ファンと話していても、絶対活躍できない意見が多かった記憶があります。
それぐらい、大学を経由してしまった故に、劣化している印象がありました。
とはいえ最初の2年目までは、そこそこ活躍できていました。
勿論、あの甲子園の記憶が残っている方には、
あの成績でも物足りなさを感じましたし、なにか高校時代より劣化したような投球に寂しさを抱えた方も多かったと思います。
1年目は、19試合に先発し、成績は6勝6敗で、完投の1ありました。
2年目は18試合に先発5勝8敗で、完投は2回して、完封も1試合経験しています。
ここまでは、ドラフト1位としては、物足りないけど、まあまあの成績かなあという印象だと思います。
斉藤投手が本格的に叩かれ始めたのは、次の4年間です。
最近の斉藤投手といえば、ダメな選手の象徴的な存在として、
マスコミに馬鹿にされるような記事ばかり書かれていました。
とはいえ、年間で未勝利だったのは、その4年間でも2年だけです。
一応、先発をしながら2014年には2勝、2015年には1勝しています。
まだまだ大活躍してくれ覚醒するのか信頼できない?
ようするに、毎年、時々、勝っていた投手が、今回、勝っただけということも考えられます。
今回の投球も、ランナーを背負いながらの投球も多く、
5回には、タイムリーヒットになりそうな場面を味方野手のファインプレーに助けられ、
0点に抑えています。
また6回にも打たれて、降板しています。
本当に覚醒したのか、いつもの通りまぐれなのかまだよくわかりません。
今回の投球をみていても、やはり高校時代のような躍動感のあるフォームではなく、
打たせて取るピッティングという感じです。
とはいえ、ヒーローインタビューをみていると、相変わらずのイケメンで、
華のある選手だと、改めて感じました。
今後も勝利を重ねて、大活躍し、本物の覚醒した姿をみせてもらいたいですね。