中日の平田選手が、交流戦の西武戦でヘッドスライディングをして怪我をしました。

(出典:https://www.nikkansports.com/)

その時の状況ですが、試合は3対1で中日がリード。

ランナーは1,3塁。

3塁ランナーが平田選手でした。

打者が堂上で、その初球。

捕手炭谷がスライダーを右後方にそらしたところ、わずか10メートルほどに転がりました。

堂上は止めましたが、平田選手はホームに突っ込みヘッドスライディングをしてアウト。

そして、怪我をしてしまいました。




1塁へのヘッドスライディングは危険で遅い?

高校野球でよく見かけるヘッドスライディング。

プロでもよく見かけますよね。

時に諦めない気持ちを見せるプレーとして、感動的なシーンになる場合もあります。

しかし、このヘッドスライディングは、かなり危険なプレーだといわれています。

実際、今回の平田選手のように多くのプロの選手がヘッドスライディングをすることによって怪我をしています。

突き指や肩の脱臼、さらに選手として致命的になるような大怪我になることすらあります。

今回の平田選手は、ホームへのスライディングで、これは場合によっては、このほうが効果的であることもありますが、

一塁でのヘッドスライディングに関しては、危険なだけでなく、駆け抜けより遅く、

絶対にしてはいけないプレーと主張する人達もいます。




イチロー、桑田、福本、屋敷などヘッドスライディングを否定

まずあのイチローもヘッドスライディングが大嫌いな一人。

WBCで川崎選手と練習していた時、川崎選手がヘッドスライディングをしたところ、

激怒したそうです。

また、現代的な野球論をテレビでよく語ってくれる桑田さんもボーイズリーグや高野連に対して、ヘッドスライディングの禁止を提唱しているようです。

走塁の神様的な存在の福本さんは、

「そもそもスライディングというのは、二塁や三塁、あるいはホームベースでのタッチをかいくぐる時に効果を発揮する。一塁はタッチプレー不要やし、走者も走り抜けることが認められているんやから、トップスピードの状態で走り抜ける方が当然速い。なんでわざわざ、グラウンドとの摩擦を生むような動作をする必要があるのか」(出典:http://news.mynavi.jp/news/2013/04/14/009/)

と言っています。

スーパーカートリオで有名な屋敷さんもヘッドスライディングは、やらしてはいけないと言っています。

屋敷さんに関しては、野球教材という形で、しっかりした走塁を教えてくれています。
(屋敷さんに走塁を学ぶ>>)

超一流の選手は、みなヘッドスライディングを危険であり遅くなるということで嫌っているようですね。

平田選手は落合GMにヘッドスライディングを止められていた?

平田選手は、高校の時もヘッドスライディングで右肩を怪我をしています。

プロ入りも危ぶまれるような大怪我でした。

中日に入ってからも、平田選手にようと3~4度、同じように帰塁で肩痛を再発していたようです。

落合GMからは、ヘッドスライディングを強く止められていたとのこと。

まさに平田選手は、禁断のプレーをして、怪我をしてしまいました。
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