全国屈指の野球名門校である横浜高校。
甲子園でいい成績を残すだけでなくプロでも活躍する選手を輩出する高校として有名です。
現在、行われている甲子園にも1回戦で負けてしまいましたが、出場していましたね。
しかし横浜高校出身の選手は今年もプロでの活躍が目立っています。
全日本の4番のDeNA筒香選手、故障で離脱するまで4割を打っていた日ハム近藤選手、ついに本格覚醒かと思われる中日福田選手、昨年ドラフト1位の楽天藤平投手は早くも能力の高さを見せつけていますね。
今年の3年増田選手もドラフト上位間違いないようです。
さて、この横浜高校ですが、最近、監督が変わっています。
長く横浜高校を指導されてきた渡辺監督に変わり、若い平田監督になっています。
平田監督に変わり、横浜高校の指導は劇的に変わったようです。
どのように変わったのでしょうか?
Contents
どのように指導が変わった?
ダービーをあまりしなくなった
渡辺前監督は、丹波選手の一件や時代の変化に対応して、かなり指導法もかえてきたようですが、
近年も相当、選手を走らせたようです。
グラウンド内を走る伝統の“ダービー”というもの凄くきつい練習があるのですが、
これで選手はみな痩せていました。
元コーチの小倉さんの言葉ですが、
「50メートルくらいダッシュさせて捕らせるノックがある。50本捕るまでやるが、捕れるかどうかギリギリのところに打つので、4、5本に1本の割合でしか捕れない。つまり選手は50メートルダッシュを約250本走ることになる。松坂は4時間ぐらいかけてやっていた」(出典:NEWSポストセブン)
本来、太る体質で練習嫌いの松坂投手も高校時代だけは痩せてましたし、
現在、大きい体形に見える中日の柳投手も高校時代は痩せていました。
ところが、平田監督は、この“ダービー”をほとんどやらなくなったようです。
走りすぎると体が大きくならないという理由のようです。
確かに去年も感じましたが、横浜高校の選手は、みな以前に比べると大きくなっていますね。
食トレを始めた
横浜高校の選手は、プロに入るとみな太るようです。
プロで太った一番有名なのが松坂投手ですが、涌井投手もそうですね。
この原因について横浜高校は練習が厳しいわりには、食事に関してはあまりうるさくなかったとのこと。
松坂投手、涌井投手、成瀬投手も間食が高校時代から大好きだったようで、
涌井投手は、プロに入ってもキャンプでは鳩サブレーばかり食べていたという話もあります。
プロになると、横浜高校より遥かに練習が楽になるので、太ってしまうというわけです。
平田監督になり、食事の面でも力をいれるようになったようです。
いわるゆ食トレのことですね。
自主性にまかせる楽しい野球
平田監督になり、自主性を重んじる楽しんでやる野球に変わったようです。
これは最近のトレンドですね。
元ロッテ、中日、巨人でプレーした前田さんもこのような教材をだしています。
(スマホをしながら練習で全国制覇?前田幸長の練習方法とは?)
以前、花巻東高の選手が甲子園でのびのびニコニコしながら、
野球をやっていて衝撃を受けたことがありますが、
今年の横浜高校の試合をみていると、結構、ニコニコしながら野球をやっていましたね。
びっくりしました。
野球部や運動部独特のダークな側面に免疫のなかった花巻東高の選手は大学やプロで苦労したようで、
悲しい事件などもありましたが、
このニコニコ楽しい野球がさらに猛威を振るえば、上で苦労するということもないと思います。
認めて褒める、選手に考えさせる
平田監督は選手を認めて褒めるようです。
また、あまり教え過ぎないとのこと。
選手に考えさせたいようですね。
何か技術的に言うときも助言にとどめるようです。
こういうのも最近のトレンドですね。
パワーをつける
最近の横浜高校はホームランが増えています。
バットを強く振らせる指導をしてるようです。
より魅力的な環境に
自主性に任せられプレッシャーも感じることができる
ようするに最近のトレンドの野球を横浜高校も取り入れたようです。
楽しく野球をやろう、自分で考えろ、パワーをつけろ、という指導です。
とても楽しい環境ですが、
一方で勝利を義務付けられている高校でもあり、
選手はいい意味でのプレッシャーも感じることができるかもしれません。
平田監督になり、横浜高校はより魅力的な環境になったようです。
今後も全国から、一流のプロ野球選手になることを目指して、優秀な子が進学してきそうですね。
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