今年のドラフト1位候補の清宮選手と西武が対談した際、

清宮選手のお父さんから、施設についての質問があったと渡辺久信シニアディレクター(SD)が明かしました。

「ウチの2軍の施設を見学したことがあるらしく、『今もあのままなんですか? 施設の改善はいつになりますか?』

と清宮選手のお父さんに質問され、

『議題には上がっています』と答えたら、

お父さんは苦笑いしたそうです。

この施設ですが西武の寮である若獅子寮のことらしいのです。

若獅子寮は、1981年1月7日に完成し築36年も経っており、かなりの老朽化が進んでおり、

清宮選手のお父さんとしては、これを嫌がっているということです。

また寮だけでなく2軍の施設、雨天練習場も老朽化もかなり古くなっていることは事実ということです。

昔からプロ野球では昔から、「二軍の環境が悪いほど、若手が伸びる」といわれており、

二軍選手の寮は環境が悪い方が選手にとってプラスになるような気もしますが、

ソフトバンクの二軍施設などがあまりにも素晴らしく、それでいて育成に成功していますので、

言われても仕方ない部分もあるのかもしれません。

今回は、清宮選手のお父さんに批判されたという西武の寮である若獅子寮について書いていきます。


若獅子寮の問題とは?

こちらが若獅子寮。昔ながらの長屋を思わせる平屋建てです。

(出典:東京スポーツ)



12球団ワーストの二軍寮と言われています。

12球団でもっとも凄いといわれているソフトバンクの二軍寮はこちら。

(出典:https://sp.softbankhawks.co.jp)



これはもう美術館のような近代的な寮です。

これでは選手も出たくなくなっちゃいますね。

あまりにも西武の寮とは違います。

また老朽化が進み、ボロさが目立つ若獅子寮ですが、部屋の数も少ないようで、

満室の飽和状態が問題になったこともあります。

入団した選手を入寮させるために、入団2年目の選手を強制退寮を命じられたこともあります。

すでに36年前に建てた寮ですから、そろそろ立て替えてもいいと思いますが、

球団にも言い分があるようです。

「老朽化した寮と室内練習場の改築の件は毎年、選手会から要望されていること。ただ、こればかりは球団だけではどうしようもない。おカネを出すのは上(西武ホールディングス)だから、そこが本腰を入れて動いてくれないことには…」 (参照:東スポ)

ということです。

とはいえさすがにそろそろ動くようで、

後藤オーナーはこのように言っています。

「2軍の施設、球場、練習場、寮を視察しました。1つ1つ改善していきたいと思います」、

「レギュラーシーズンを戦っているわけだから、工事ができませんから。それはシーズンオフということになります」、

「だいぶ古くなっていることは認識しています。これからデザインを作って、キチっとやっていきます。もうちょっと待ってください」。

どのような新しい寮ができるのか楽しみですね。



スポンサーリンク