今、高校生でとても面白い投手がいます。
通信制の第一学院高甲府キャンパスに通っている渡辺明貴投手です。
年齢は17歳で、清宮選手の同世代の投手です。
この渡辺明貴投手ですが、通信制の学校ということで、高校野球でプレーしているのではなく、
独立リーグの滋賀ユナイテッドでプレーをしている投手なのです。
こちらが渡辺明貴投手。
身長は186㎝体重83㎏。右投げ右打ちの投手です。MAX144キロ。
なんで独立リーグでプレーしてるの?
ところでこの渡辺明貴投手ですが、なで独立リーグなんかでプレーしているのでしょう?
渡辺投手の経歴を振り返ってみましょう。
渡辺投手は、山梨県笛吹市出身。
中学はボーイズリーグの笛吹ボーイズでプレーし、
高校は静岡県内の高校に進学して、野球部に所属したようですが、環境になじめなくて3か月で退部してしまったようです。
そして、高校も辞め、地元に帰り、友達と遊ぶ日々だったようですが、
ある高校のグランドで野球部の打球音が聞こえた時、
体に血が騒いだそうです。
そして、自分には野球しかないと、通信制の学校に通い、地元の「山梨球友クラブ」に所属し、
トライアウトを経て、滋賀ユナイテッドに入団したということです。
今年の5月22日に行われたプロ野球チームとの交流戦では、
3軍ではありますが、巨人相手にも投げています。
結果としては、5回途中8安打4失点と、やや残念な結果となりました。
実際に実力はスカウトの評価は?
さてこの渡辺明貴投手ですが、実際の実力やスカウトの評価などは、どうなっているのでしょう。
身長が186㎝もあり、体重も83㎏と立派な体系で、
ストレートの球速がMAXで144キロでるとなると、期待してしまいますよね。
ただ、現在のところ素材型の投手という感じで、即NPBでガンガン活躍できる投手という感じではないようです。
現時点では、プロのスカウトの評価の声も、見つかりませんでした。
現時点では、もし今年のドラフトでひっかかるとすれば、育成選手としての指名という感じかもしれません。
勿論、今後の成長次第で変わってくると思います。
渡辺明貴投手は、NPBについてこのように語っています。
「一日でも早く活躍するのが両親への恩返し。将来NPBでプレーできるように攻める投球を見せたい」
ということです。
高校野球の名門校でも、環境になじめずドロップアウトしてしまう子は、
いままでにも数えきれないくらいいたと思います。
今後もそういう子はたくさん出るともいますので、
ぜひそういった選手の為にも、NPBで活躍する選手になってもらいたいですね。