ヤンキースの田中将大投手が通訳を使い、マウンドにまで通訳が登ることを批判したアメリカの解説者がいます。
この解説者はレッドソックスのOBで、マウンドにコーチとともに通訳があがると、
「違反にすべき」
「野球言語を覚えろ!」
と、苦言を呈しました。
その発言は批判を浴びて、結局、その後、解説者やテレビ局は謝罪しています。
ところで、日本人メジャーは、みな通訳をつけているのでしょうか?
通訳なしでプレーしてる選手がいるのか、気になりましたので調べてみました。
日本人メジャー全員が通訳あり?
現在、メジャーで活躍する日本人選手は、田中将大、イチロー、青木宣親、ダルビッシュ有、田沢純一、岩隈久志、上原浩治、前田健太の8名います。
さて、この中で通訳なしはいるのか調べましたが、
なんと全員、通訳ありでプレーしています。
かつて、メジャーでプレーしていた松井選手も、野茂投手も、松坂投手も、
お父さんがアメリカ人の伊良部投手も、通訳ありでした。
野球選手は、子供の頃から野球しかしておらず、学校でも授業中は寝ている選手ばかりだと思いますので、
これは仕方ないと思います。
しかし、サッカーの中田英寿さんがイタリア語をペラペラ話していたのを思い出すと、少し寂しい感じがしますね。
通訳なしの選手はいたの?
では、いままでメジャーでプレーした日本人選手で通訳なしがいなかったというと、そうでもありません。
エンゼルスやマリナーズで活躍した長谷川滋利投手、
レッドソックスなど複数の球団で活躍した大家友和投手、
日本プロ野球を経由しないで日本人初のメジャーリーガーになったマック鈴木投手、
カージナルスなどで活躍した田口壮選手、
今年、ソフトバンクに復帰した川崎宗則選手、
などは通訳なしでプレーしていました。
タイプに分けると、
長谷川さんや田口さんのような有名大学出身のタイプ、
大家さんやマック鈴木さんのようなマイナーからメジャーへ這いあがってきたタイプ、
あとは、川崎選手のようにお金がなかったタイプ(川崎選手がイベントでそう言っていました、冗談かもしれません)、
に分かれるようです。
長谷川さんは、ビジネスでも成功されている方で、
現役当時から英語で書かれた経済書やウォールストリート・ジャーナルを読んでいたということで、
かなり頭のいい方のようです。
今後は通訳なしも増えるか?
さて、今の野球をしている子供たちは、最終目標として、メジャーを夢見ている選手が多いはずです。
ドラフトなどでも、12球団どこでもいいという選手が増えたのは、
日本のプロ野球をメジャーへの踏み台と考えている選手が多いということかもしれません。
であるなら、子供の頃からひそかに英語を勉強している選手も多いかもしれませんね。
今後、英語を話せる日本人メジャーが多くなるかもしれませんね。