20日、ロッテの井口資仁選手が引退を表明しました。
ダイエー(現ソフトバンク)、メジャーのホワイトソックス、ロッテなどで活躍されました方で、
日米通算2000本以上にヒットを打ったり、長打力もあり、若い頃は、盗塁も多く、ゴールデングラブ賞もとるなど、
まさに走攻守揃った球史に残る選手でした。
リーダーシップもとれる選手で、将来は監督もできる器と言われています。
ところで、この井口選手ですが、近い将来、ロッテの監督をするより、
ソフトバンクの監督をする方が可能性が高いという話です。
これはどういうことでしょうか?
調べてみました。
井口がロッテに入団した経緯
まずこれには、井口選手がダイエーやロッテに入団した経緯から遡らなければいけないようです。
井口選手がダイエーに逆指名して入団する際に、ダイエーの球団代表が瀬戸山さんで、担当のスカウトが石川さんという方でした。
この逆指名をする条件として、将来のメジャー移籍を許してくれるという2人との裏約束があったという噂があります。
その後、井口選手は、夢が叶いメジャーに移籍しますが、
メジャーでの活躍後、ダイエーの球団代表をしていた瀬戸山さんと、担当スカウトをしていた石川さんが、
今度は、ロッテの球団社長と球団副代表になっていました。
再び、この2人が井口選手に声をかけ、
今度は、「監督手形」を振り出して、井口選手を獲得したようなのです。
ということで、井口選手は、ロッテの将来の監督候補と、一時期、言われてきました。
サブロー派と井口派?
ところで、ロッテは、さらに面白い話があります。
井口選手がロッテに来てから、ロッテは、サブロー派と井口派に分かれたというのです。
サブロー選手は、生え抜きの選手で発言力があり、チームのリーダー的存在で、
サブロー選手が何か一言いうと、球団まで動くという逸話があるくらいの存在の選手でした。
サブロー派に属する選手は、チームの生え抜き組や多くの若手選手だったようです。
一方、井口派の方ですが、主に外様の選手ということです。
瀬戸山球団社長、石川球団運営本部長に信頼されている井口選手の意見は、次々通るようで、
大学の友人で阪神を戦力外になった今岡選手、青学大出身でオリックスを戦力外になった川越選手、
またソフトバンク(元ダイエー)を戦力外になった的場選手、秋親選手などがロッテに入団したのは、
井口選手の希望ということのようです。
また発言力はドラフト指名まで及び、2010年ドラフト4位で青学出身の小池選手などは、井口選手が希望したからという噂もあります。
ようするに瀬戸山球団社長、石川球団運営本部長の後ろ盾の中で、井口選手は、将来の監督に向けて、
どんどん派閥を大きくし、勢力を拡大させていったようです。
多くのチームメイトも将来の動きに対し、敏感に察知して、
井口派はサブロー派にまさる最大派閥となったようです。
サブロー選手は、一時期(2011年のシーズン途中で)、巨人に移籍(またすぐロッテに戻って、昨年、ロッテで引退)すらしています。
瀬戸山球団社長と石川球団運営本部長が退任
ところが、2011年の9月に瀬戸山球団社長は、
「くたびれた、ゆっくりしたい」
といって2011年限りで、ロッテの球団社長を辞任することになり、ナンバー2の石川球団運営本部長もやめることになりました。
サブロー選手は、その年にロッテに戻っています。
サブロー選手は、2016年に、選手をロッテで引退しましたが、
2017年の今年、ロッテ球団のスペシャルアシスタントに就任しています。
という経緯がある故、井口選手のロッテ監督はないという話があるようですね。
ソフトバンクは井口が帰ってきてくれることにウェルカム?
一方、ソフトバンクの方は、井口選手が戻ってきてくれることをウェルカムのようです。
というのも工藤監督の次期監督候補が、OBで誰にするかというのがあるようです。
ソフトバンクのOBで監督ができる人間として、
小久保さん、城島さん、松中さんなど、たくさんいますが、
いろいろ事情があるらしく、監督にはできないという話もあるようで、
ソフトバンクとしては、ぜひ次期監督と井口選手を向かい入れたいようだ、という記事が、
出てきています。
そんなわけで、井口選手は将来、ロッテで監督するよりソフトバンクでの監督の方が可能性としては高そうということです。
スポンサーリンク