近年、子供の野球離れが深刻だと騒がれています。
小学生の好きなスポーツというランキングでも、最近はほとんどサッカーが1位に来てしまいます。
実際に野球をやる子供も少なくなっているようです。
このままでは、野球をする子供はいなくなり、プロ野球も崩壊してしてしまいます。
子供の野球離れの原因ですが、個人的に考えてみると、
- サッカー選手のほうがお洒落で格好よく見える
- 高校野球の選手が坊主頭で、嫌悪感を感じる
- サッカー以外にも、バスケットボール、卓球、陸上、テニスなど、他球技の人気も高まっており、子供の選択枠が増えてる
- 少年野球の指導者が相変わらず怒鳴る
- 少年野球の指導者がサッカーの指導者と比べて、どうしても昭和臭をプンプンされていて子供にとって魅力がない
とはいっても最近、高校野球を見ていても、かなり現代的な監督が出てきて、高校生がのびのびとプレーしている姿を見て、
時代は変わってきたなと思います。
現場の危機感や意識の変化があるのは本当に感じとれます。
おそらく少年野球も中学のシニア・ボーイズなども指導者も意識の変化はあるはずです。
自分が経験したような酒に匂いをプンプンさせて、子供に暴力ばかり振るう指導者が現在にいたらニュースになるはずですしね。
とはいえ、格差社会は今後さらに進み、少子化もどんどん進みそうで、
その少ない子供の中で、優秀なプロ野球選手を育てていかねばなりません。
どのような対策があるのでしょうか?
いろんな意見があるようですが、代表的なものを書いていきます。
高校野球の坊主頭をやめる
高校野球の坊主頭をやめろという意見がありますね。
これは自分も賛成です。
高校もそうですが、中学の部活、シニア・ボーイズなどの硬式も、強制、半強制、自由などいろいろだと思いますが、
基本的に坊主頭が多いような気がします。
こういう姿をみて、子供は野球をやりたいと思うでしょうか?
中学ぐらいから、子供は異性を気にし始め、格好をつけたくなるのが普通です。
なぜこの年代で坊主にしなければいけないのか理解できません。
小学生では、いろいろな競技をやらせる
先日、元ヤクルト内野手の宮本慎也さん(46)が東京・品川区のスクエア荏原で「投げて! 走って! 未来へフルスイング!」と題した野球教室を行ったようです。
2016年5月から同区内の保育園、幼稚園の5歳児クラスを対象に野球教室を開催してるとのこと。
「これまでは野球が選択肢の中に入っていなかった。子供たちが(競技を)選べるようになってほしい」
といっています。
いい取り組みだとは思いますが、選択肢というのが気になります。
小学生の低学年から、子供は何のスポーツをするのか選択をしなければいけないのでしょうか?
自分は、運動能力の高い子供が何のスポーツをする選択をするのは、中学でいいのでは?
と思っています。
あるいは競技によってはそれでは遅いというなら、せめて小学生の5年くらいでいいはずです。
小学生時代はいろいろなスポーツをやらせるのがいいと思います。
将来は、小学生時代の子供は、あらゆるスポーツができる環境にすべきだと思います。
これなら、子供が得意な自分にあってるスポーツ競技を見つけて、
中学時代から本気にそれぞれの競技に頑張ることができます。
当然、野球が向いてる子供は野球を選択してくれるはずです。
指導者が子供にとってより魅力的になる
これは、かなり何年も前ではあるんですけど、少年野球の指導者と少年サッカーの指導者を見てて思ったことですが、
明らかにサッカーの指導者のほうが格好いいし、魅力的に感じました。
サッカーの方は、エグザイルのようなタイプやレゲエミュージシャンのような若いお洒落なタイプで、
とても子供が楽しそうにボールを追いかけていました。
一方、野球は、
角刈りで会社の部長みたいな貫録のある威圧感たっぷりの中年の指導者が子供を教えていました。
当然、腹も出ていて、格好いいとはいえません。
これでは野球は勝てない、と当時思ったことがあります。
この指導者の魅力のなさが子供の野球離れの原因の一つであると思います。
では、子供にとって魅力的な指導者とはどんな感じでしょうか。
やはり、明るく、格好いい、若い、お洒落な指導者で、
自由な楽しい雰囲気をだせる指導者だと思います。
例えば、川崎宗則選手みたいな人に野球を教えてもらえば、
きっと子供も野球を好きになるはずです。
また指導方法としては、元巨人の前田幸長さんのような指導はとても参考になるはずです。
このような指導方法がさらに全国的に広まれば、子供の野球離れも食い止められるかもしれませんね。
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