13連敗など、なかなか調子がでない巨人。
高橋監督の采配に、ファンやOBなどから批判の声が上がり、
ついには、堤辰佳GMが解任されるという事態になりました。
(鹿取義隆が巨人のGMに!どんな仕事をするの?)
しかし、ショック療法がきいたのか、ようやく明るい兆しが見えてきています。
大金を使ってFAで補強した陽選手とい山口投手がようやく一軍に上がってきました。
陽選手は1番センターとして、試合にでています。
山口選手は、なんと初登板で、6回をノーヒットで抑える活躍をし、
見事に移籍後、初勝利となりました。
ヒーローインタビューでは、これまでの苦しさがあったのか泣いていましたね。
(巨人の山口俊の評価は?メンタルが弱く怪我が多くてダメ?>>)
メンタル面なども心配されましたが見事なピッティングを見せてくれました。
さて、こうなってくると、巨人ファンとしては、メークドラマで逆転優勝をみてみたいですね。
可能性はあるのでしょうか?
1996年のメークドラマの再来はあるか?
これは、昨年の2016シーズンでも言われましたが、
現在の状況は、1996年のシーズンに似ている部分があります。
1996年シーズは、第二次長嶋政権の4年目のシーズンで、
6月終了時で、4位というBクラスの順位、
しかも、首位の広島に11ゲーム差もつけられていました。
このシーズンでは、なんとここから巨人が逆転優勝したのです。
長嶋監督は、それを「メークドラマ」と名付け、メークドラマという言葉は、年の流行語大賞にもなりました。
現在(6月14日)時点で、首位広島から12.5差付けられた5位に甘んじていますが、
1996年とほぼ同じ状況と言えます。
CSからの下剋上日本一が現実的か?
さて、今年の巨人ですが、メークドラマを起こし、逆転優勝をすることはできるでしょうか?
やはり、現実的には厳しい感じがしてしまいます。
当時の巨人は、あの平成の大打者で国民栄誉賞を受賞した松井選手が、4年目のシーズンで、いよいよ本格的に華が開いてきたシーズンです。
プロ野球史上、右打者としては最高の天才打者といわれる落合選手も巨人に在籍していた時代です。
外国人では、シェーン・マックもいました。
あの重量打線があった故の夏の快進撃だったと思います。
一方、今年の巨人はどうでしょうか?
ベテラン勢の落ち込みが目立ち、凄みのある打者といえば坂本選手ぐらいです。
阿部選手も、まだまだ意地を見せてくれそうな気はしますが、
いずれにせよ1996年の打線とは比較になりません。
夏にビックウェイブを起こすには、重量打線が必要になってきますので、
さすがにセリーグの逆転優勝は厳しい感じもします。
しかし、当時と違い、現在はクライマックスシリーズというものがあります。
3位に入ってしまえば、日本一になる可能性もあります。
2010年には、ロッテが3位で日本一になり、下剋上日本一などともいわれました。
今年の巨人は、ぜひこの下剋上日本一を目指してほしいですね。
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