FAで巨人にやってきた陽岱鋼選手。

故障でしたが、ようやく1軍に上がってきて、試合に出場しています。

しかし、交流戦明けの中日戦で、

守備で痛恨のプレーを連発しました。

まずは、3回の2死1塁で、京田選手の打った中前のハーフライナーで、積極的に前に出て捕ろうとしますが、

それを捕りそこねボールを後ろに。

先制点を許してしまいました。

また、4回も、無死1塁で、再びゲレーロの中前打をはじく失策。

それが2点目につながりました。

陽岱鋼選手は、ゴールデングラブ賞を4度も受賞している選手です。

日ハムでも華麗な守備で、スタンドを沸かせてきた選手です。

本来、守備は上手い選手なのに、

今回の残念なプレーには、巨人ファンに悪い意味で衝撃を与えてしまったと思います。




若松氏も陽選手を批判

この試合をラジオで解説していた元ヤクルト監督の若松氏も、陽岱鋼選手のこの残念な下手なプレーに喝を入れています。

まず最初の失点に絡んだプレーですが、

「無理することはなかった。二死ですからしっかりとワンバウンドで捕ってもよかったかなと思います。守備が上手い人に限って雑なところもあるんですけどね」

といって批判しています。

陽選手は、9回にも悪送球をしていますが、このプレーには、

「捕ってからの投げ方が外野手じゃないですよ。普通は左に乗せて投げますよね、右の足に乗せて投げている。内野手と同じような感じで投げている。あれでは、強いボールを投げられない」といい、

「今までこんなプレーしたことがないですけどね」

と批判しています。




すでに陽選手は劣化をしているのか?

実は陽選手ですが、昨年の成績をみても打撃に関しては、かなりいい成績を残していますが、

実は、守備に関しては、数字上かなり落ちています。

UZRの数字を見ると、

2014年が+6.9で、2015年が+4.4なのですが、

2016年は-10.0になっています。

この原因として、故障が考えられます。

2015年、陽選手は「左手舟状骨(しゅうじょうこつ)剥離骨折」で1ヶ月半離脱しており、

この年は86試合にしか試合にでれていません。

また、翌年は右肋骨の亀裂骨折が判明した8月中旬以降は、痛みに耐えながらのプレーをしていました。

そして、この年に陽選手はFAの権利を手にいれるわけですが、、、、

5年約15億円の大型契約で巨人にやってきます。

そして、今年も故障での出遅れ。

今回のプレーも以前の陽選手なら、あの華麗なプレーで取れていたのかもしれません。

また、過去のいいイメージがあったからこそ、

今回のようなプレーをしてしまったとも考えられます。

もしかすると、もうかつての華麗なプレーは巨人ではみれないかもしれない、と

不安になってしまいます。

かつての守備の名手が、ベテランになり守備が劣化してしまうケースはよくありますが、

陽選手もそのケースではないことを願いたいですね。
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